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Claude CodeがAGENTS.mdに対応。自動モードの分類器はサーバー側に、課金なし

Claude Code 2.1.275〜2.1.278(9月17〜19日)で、CLAUDE.mdがない場合にAGENTS.mdを読む対応、自動モードの分類器をサーバー側で動かし分類コストを課金しない変更、claude.aiのスキル・プラグインの端末同期が入りました。Codexと指示ファイルを共有できます。

Anthropicが2026年9月17日から19日にかけて、Claude Codeの2.1.275から2.1.278までを立て続けに公開しました。 公式チェンジログ によると、実務に効く変更は3つです。プロジェクトの指示ファイルとしてAGENTS.mdを読めるようになったこと、自動モードの分類器がサーバー側で動くのが既定になり分類のためのトークン課金がなくなったこと、claude.aiで有効にしたスキルとプラグインが端末側のセッションに同期されるようになったこと。複数のコーディングエージェントを併用しているチームと、自動モードを使っている人には設定を見直す価値がある更新です。

AGENTS.md: Codexと同じ指示ファイルを共有できる

2.1.277で、プロジェクトにCLAUDE.mdがない場合は代わりにAGENTS.mdを読むようになりました。切り替えは/configの「Project instructions」から行えます。Bedrock、Vertex、Foundry経由ではまだ有効になっていません。

AGENTS.mdは、OpenAIのCodexをはじめ複数のコーディングエージェントが読む共通形式の指示ファイルです。これまでClaude Codeを使うチームはCLAUDE.mdを、Codexを使うチームはAGENTS.mdを別々に保守するか、片方からもう片方を参照させる回避策を取っていました。当サイトで取り上げた Codex CLI 0.155 のように両方のツールが週単位で更新される状況では、指示ファイルが二重化しているとすぐにずれます。今回の対応で、リポジトリにAGENTS.mdを1つ置けば両方に効く、という運用が可能になりました。

注意点は優先順位です。CLAUDE.mdがあればそちらが読まれ、AGENTS.mdは読まれません。両方を置いて内容を分けるのではなく、どちらか1つに寄せるのが混乱を避ける運用です。

指示ファイルの持ち方が変わる
出典: Anthropic「Claude Code changelog」2.1.277(2026年9月18日)をもとに整理

自動モードの分類器がサーバー側へ

自動モードは、Claude Codeがコマンド実行やファイル編集の許可を都度求める代わりに、分類器が「安全な操作」と判断したものを自動で通す仕組みです。この分類器はこれまでクライアント側で動き、その判定に使うトークンが利用者に課金されていました。

2.1.278で、Claude APIとEnterpriseのユーザー、およびBedrock、Vertex、Foundry、ゲートウェイ経由の利用では、分類器をサーバー側で動かすのが既定になりました。サーバー側の分類器は「分類器のオーバーヘッドを課金しない」と明記されています。Bedrock、Vertex、Foundry、ゲートウェイではCLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=0で従来のクライアント側に戻せます。課金される側に戻った場合は警告が出るようになり、/statusに「Auto mode server」の行が追加されて、いまのセッションの分類器がどこで動いているかを確認できます。

自動モードを常用しているチームでは、月のトークン消費が目に見えて変わる可能性があります。まず/statusで自分の環境がサーバー側になっているかを確認するのが先です。

claude.aiのスキル・プラグインが端末に同期

2.1.275では、claude.aiアカウントで有効にしているスキルとプラグインが、同じアカウントでサインインした端末のセッションに同期されるようになりました。設定のsyncClaudeAiSkills: falseとsyncClaudeAiPlugins: falseで個別に止められます。同じ版で/plugin install <plugin> --marketplace <source>が追加され、マーケットプレイスを未登録でも、追加するかを聞いたうえでインストールできます。

細かい改善では、実行中のターンを中断して待機中のメッセージをまとめて送る「send-now」キー(ctrl+enter、またはctrl+x ctrl+s)、VS Code拡張で提案された変更を1箇所ずつ承認・却下できるボタンが入りました。2.1.276は、ANTHROPIC_BASE_URLをプロキシに向けているとすべてのリクエストが400で失敗する2.1.275の退行を直した緊急修正で、社内ゲートウェイ経由で使っている組織は2.1.276以降に上げておく必要があります。

日本の読者にとっての使いどころ

日本の開発チームでは、Bedrockの東京リージョンやVertex経由でClaude Codeを使う構成が少なくありません。その場合、今回の変更は2つの面で関係します。自動モードの分類器はサーバー側が既定になり課金が減る一方で、AGENTS.md対応はBedrock・Vertex・Foundryではまだ使えません。指示ファイルをAGENTS.mdに寄せる判断は、直接APIを使うチームなら今すぐ、クラウド経由のチームは対応を待ってから、と分けて考えるのが妥当です。

次にやることとしては、/statusで分類器の場所を確認すること、CLAUDE.mdとAGENTS.mdが両方あるリポジトリでどちらが読まれているかを把握すること、claude.aiで有効にしたスキルが意図せず端末に入ってきていないかを一度見ておくことの3つです。

出典

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